Tuesday 17 February 2015

【10分読書】新書で読む「○○論」

楽天Kobo電子書籍ストア:10分読書
10分読書
2015年2月18日(水)更新
テーマ:新書で読む「○○論」
毎日の朝の移動時間は、読書で充実な一日をスタートしませんか?楽天Koboより、平日の毎朝10分程度で読めるオススメ書籍の冒頭を部分をお届けします。本日は、最近仏像が好きなmiyattiさんオススメです。

※実際の表記が縦書きの作品についても、本企画では横書きで表示されます。予めご了承ください。
ヤクザに学ぶ組織論
ヤクザに学ぶ組織論
山平重樹
紙の価格:734円
楽天Kobo通常価格:600円
第1章 日本型組織の原型

安目を売らない

「安目を売る」という言葉がある。ヤクザの世界独特の言葉で、昔は「安値を売る」ともいったが、この世界では頻繁に用いられる言葉だ。普通は、自分の落ち度で弱味のある立場に置かれ、相手を優位に立たせてしまう――そうした場合に多く使われている。
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「不自由」論 ーー「何でも自己決定」の限界
「不自由」論 ーー「何でも自己決定」の限界
仲正昌樹
紙の価格:777円
楽天Kobo通常価格:650円
第一章 「人間は自由だ」という虚構


†現代思想における「人間」


  現代思想の中心的なテーマの一つに、「人間」中心主義批判というのがある。言うまでもなく、これはかなり「一般常識」に反した発想である。現代社会では、「人間を大事にしよう」という考え方に疑問を付そうとすれば、相当勇気がいる。
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反〈絆〉論
反〈絆〉論
中島義道
紙の価格:820円
楽天Kobo通常価格:650円
第1章 〈絆〉は重苦しい

†一人の死と一万人の死

  いきなり顰蹙を買う(かもしれない)覚悟で私の「死」に関する思想を語ろう。死とは、それぞれの人の死であって、死者の数はまったく問題にはならない。「哲学的には」という限定をつけてもいい。哲学以外の領域では、死者の数が大きな問題になるとも思われるから。死者の数が問題になるのは、それぞれの死者に視点を合わせていないからである。
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